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フェーズ2の臨床試験を行ったショムヤイ博士の
研究成果から得られた知見と統計データ

取材協力●臼井雅明 株式会社スーパーライトウォーター代表取締役
取材・文●宮西ナオ子 フリーライター             

今、巷ではさまざまな水が販売されています。そのような水の中でも、医学的にきちんと論文が書かれ、アンチエイジングに効果的に作用すると言われ、腫瘍退縮にも効果が見込めると言われているのがDDWATER(重水素減少水)です。いったい、どのような水なのでしょうか? 
3回にわたる連載の第1回目です。

水には重水と軽水がある

図1.jpg図1 水素と重水素の違い「誰もが毎日のように飲んでいる水は常温常圧では、無味、無臭、無色透明の液体であり、人間の身体の60~70%ほどが水分です」
こう語るのは、株式会社スーパーライトウォーター(本社=東京都文京区湯島)の臼井雅明社長です。
水には、重水と軽水があると言います(きわめて稀に三重水素も含まれる)。水は、水素2個と酸素1個の分子でできており「H2O」と表記されるのは周知のとおり。この水素原子が同位体の重水素のものを「重水(D2O)」と呼んでいます。
「重水素とは、図1に見るとおり、水素の原子核には陽子が1個しかないのに対し、重水素の原子核は1個の陽子と1個の中性子でできています。一般の水素の2倍の重さを持つ水素であり、生体に対して毒性を持つと言われています。
D2O で表される重水の融点は3・81℃、沸点は101・43℃です。表1は、重水と軽水の物理的特性について見たものですが、このような軽水と重水の性質の違いを利用して、重水をわずかに含む天然の水から、重水だけを分離することが可能となります。それがDDWATER(重水素減少水)なのです」(臼井社長)

表1 軽水と重水の物理的特性の違い

水(H2O) 重水(D2O)
存在比(%) 99.9847 〜99.9861 0.0139 〜0.0151
分子量 18.016 20.028
最大密度(g/cm3) 1.000(4℃) 1.106(4℃)
融点(760mmHg) 0℃ 3.81℃
沸点(760mmHg) 100℃ 101.43℃
比熱(25℃) 4.19J/g 4.208J/g
臨界温度 374.1℃ 371.5℃
イオン積 1.0 × 10-14 1.95 × 10-15
氷点降下 1.86 2.05

重水中での物質の溶解度、電気伝導度、電離度などの物性や反応速度は軽水とは異なる値を示します。 そのため飲料水などとして大量に摂取すると生体内反応に失調をきたし生命に関わるというのです。重水中では魚類はすべて死に、植物は発芽しないと言います。同じ水でも重水となると注意を要するようです。
この重水が生物に及ぼす害については、すでに研究がなされ、主な論文は、D2Oによる有糸分裂阻害効果(1960年)、ラットにD2Oを注入し、体内濃度を35%にすると死亡する論文(1962年)、D2OはDNAを修飾し、遺伝子操作によって悪性腫瘍を引き起こす論文(1974年)などが発表されています。
これらの論文から、重大な毒性を持たないまでも、長期的に摂取すると不利益であると憶測されているのが重水です。

重水素とは何か?

重水素(D)とは、1931年に米国の科学者、ハロルド・ユーリーが発見したものです(表2)。ユーリーは、この功績により、ノーベル化学賞を受賞しています。

表2 ハロルド・ユーリーによって発見された重水素と重水
記号 名前 陽子の数 中性子の数 電子の数 同位体質量 割合
H 水素 1 0 1 1u 99.985%(ほとんど)
D または2H (二)重水素 1 1 1 2u 0.015%(6666 個に1 個)
T または3H 三重水素 1 2 1 3u きわめてまれ
【重水素】
▪水素原子には自然界に3種類の同位体が存在する。
  *同位体は原子核の陽子の数が同じで中性子の数が異なる。性質は似ている。
  *水素の同位体は質量が2倍や3倍となり、他の原子に比べると違いが大きい。 
▪水素の同位体は水素、重水素(二重水素とも言う)、三重水素である。 
▪重水素は化学反応が18分の1と遅い。

「地球上の極地と高地を除く通常の人間の生活圏内で飲む水は、水素1個に対して150ppm(150×10-6)の割合で重水素が含まれると言います。ですから通常の環境では、いわゆる水には、約16.8mmolの重水が含まれていることになります。
水(H2O)を構成するのは、水素と酸素ですが、普通の水素の重さは原子量が1。重水素の原子量は2となります。先にも述べたように、通常の水はプロトン(陽子)だけがついているのに、重水素には、中性子という粒がひとつよけいに多くついているために重さが2倍になるのです」(臼井社長)
重水は質量が軽水よりもわずかに重いため、重力の大きな場所に集まりやすく、赤道付近や海底では、若干濃度が高めとなります。逆に、標高の高い地域では、濃度は下がります。 
最も重水濃度の低い地域は、地球上では南極点付近の高山の山頂と言われ、その濃度はおおよそ88ppmだと言われています。
人間の居住地では、アンデスのビルカバンバ、ヒマラヤの麓にあるフンザ地区、ロシアのコーカサスなど、高齢者が元気で健康的に暮らしていると言われる地域、すなわち標高3000m級の高地周辺で飲まれる水は、重水素濃度が低く、おおよそ135ppmくらいしかないと言われています。

DDWATER(重水素減少水)とは?

図2.jpg図2 水素同位体分離用水蒸留プロセス概念図(中根良平、磯村昌平、清水正巳編『重水素およびトリチウムの分離』学会出版センターより)ここで臼井社長の言うDDWATER(重水素減少水)について少し詳しく見ていきましょう。
DDWATERとは、人工的に重水濃度を10~115ppmに調整した最先端機能水のこと。英語では、 Deuterium Depleted Water (重水素を減少させた水)と言います。
「これらの原料水はロシア、ルーマニア、アルゼンチンで製造しています。工場と連携を深め品質向上と生産量を確保しています」と臼井社長。
「DDWATER(重水素減少水)は人工的に重水を取り除いた水ですが、88ppm以下の水は、自然界には存在しません。しかし人工的に10ppm、25ppm、50ppmそして115ppmのDDWATERをつくっています。製造方法には、わずかな沸点差と質量差を利用した減圧蒸留、重アンモニア酸化法、解離差の違いを利用した電気分解法があります。製造するのには、大きなエネルギーが必要です。重水は沸点が軽水よりも高く、分子量(分子の大きさ)が軽水よりも重いので、精密な蒸留方法によって重水濃度を低くします。通常、1回の精密蒸留で30~50%の重水を分離できますが、高度なDDWATERを製造するには、複数回の精密蒸留を繰り返す必要があります(図2)。
たとえばDDWATER10を製造するためには3~4回の精密蒸留が必要なため、膨大なエネルギーコスト(燃料・電気)が使用されます。 
そこでできた原水をさらにROフィルター(0・0001マイクロメートル)に通し、高い安全基準をクリアして、日本の飲料水基準に適合するように調整し、ボトリングします」(臼井社長)
賞味期限は充填日より3年間。食品衛生法などに基づく規格基準にも合格しています。

ガボール・ショムヤイ博士の研究

DSCN0582.JPG「DDWATER」の持つ特性について語る臼井雅明社長重水素については、約20年前からハンガリーの分子生物学者であるガボール・ショムヤイ博士が研究をしてきました。そしてその成果が見られるのは、「昨今、がん死亡率が急激に減った国は、ハンガリーである」と言われていることでも証明されているのではないでしょうか。
ハンガリーにあるHYD研究所の功績は大きく、同研究所所長のショムヤイ博士は1990年にハンガリー腫瘍学会で、上級研究員として、重水素(水素の同位体)の調査を開始しました。
「ハンガリーで行われた実験の結果、重水素の濃度を減らせば、腫瘍細胞が破壊されることがわかりました。ショムヤイ博士らは、これらの実験結果と分析により『重水素ががんと深い関わりがある』としています」(臼井社長)
ショムヤイ博士が、取り出したがん組織を分析したところ、そこには重水素がたくさん集まっていたと言います。そこでがん組織は重水素を好んで集まるのではないかという仮説のもとに、がん細胞をDDWATER(重水素減少水)に浸す実験を行ったところ、がん細胞が小さくなり、やがて消失したということから、DDWATER(重水素減少水)の研究が始まったのでした。
「がんに関しては2つの可能性がありますが、ひとつの考察は、がんにおける遺伝学上の問題です。実験では、通常よりも高い重水素濃度では、突然変異が増えることが証明されています。
もうひとつの実験結果では、重水素濃度が低い水を飲むと、すべてのNK(ナチュラルキラー)細胞が活性したことがあげられます。またDDWATER(重水素減少水)を飲むことによって、身体の中の重水素濃度が下がり、腫瘍の成長を抑制することもわかっています」
と、臼井社長は言います。

ショムヤイ博士の著書『Let's Defeat Canser!』から

本.jpgガポール・ショムヤイ博士の著書『Let's Defeat Cancer!』(さあ、がんをやっつけましょう!)2000年に出版され、その後、世界各地での出版が相次ぎ、注目されているショムヤイ博士の著書、『Let's Defeat Cancer!(さあ、がんをやっつけましょう)』にはさまざまな研究結果が発表されています。
「DDWATER(重水素減少水)を日常的に摂取し体内の重水素濃度を下げると、身体の免疫機能の向上や症状の改善が期待できます」(臼井社長)
ハンガリーでフェーズ2の臨床試験を行ったショムヤイ博士の研究成果から得られた知見と統計データは、膨大なものです。
「がんに対する効果ですが、DDWATER(重水素減少水)を飲用して、体内の重水素濃度を低くするとがんに対してさまざまな作用が発揮されることが証明されています。
まず、がんの発生の原因となる細胞の損傷が起きにくくなります。発生したがんに対しても、がん細胞と結合する重水素を減らすことで増殖を抑えることができ、抗がん剤も効きやすくなります。そして何よりも免疫機能の著しい向上により、がん細胞を容易に分解することができるという結果が出ています」(同)
実際にDDWATER(重水素減少水)を飲用した患者さんは、免疫抵抗力を示すNK細胞が向上しているのです。日本においてもがんの患者さんの腫瘍退縮にも効果が見込めると期待されるようになっているようです。
重水素減少水の働きは、腫瘍タイプによっても結果が異なるようです。特に感受性の高いタイプは、子宮がん、頸部、舌、咽頭、甲状腺、白血病、白血病全般、乳房、皮膚、精巣、胃、前立腺、腎臓などが挙げられます。
平均的な感受性のタイプでは、結腸、直腸、肺、骨髄腫、星状細胞腫、ホジキンリンパ腫、卵巣、膀胱、肝臓などが挙げられます(詳細は表3参照)。

表3 腫瘍タイプによる作用の違い
感受性の高いタイプ 平均的な感受性のタイプ 感受性の低いタイプ 抵抗性を持つタイプ
子宮頸・子宮体 結腸 胆嚢(*) 膵臓(*)
頸部 直腸 黒色腫
神経膠芽腫
喉頭 骨髄腫

甲状腺 星状細胞腫

白血病 ホジキンリンパ腫

急性リンパ性白血病 非ホジキンリンパ腫

急性骨髄性白血病 卵巣

慢性リンパ性白血病 膀胱(*)

慢性骨髄性白血病 肝臓(*)

乳房


皮膚


精巣(*)


胃(**)


前立腺


腎臓


* 試験例が比較的少ない(2 〜10 例)
** 腫瘍が重水素低減水に直接触れるため感受性が高い

「個人個人によって感受性も異なります。現在、がんでお悩みの方に優先的に無料モニターを受け付けています。ぜひとも試してみてほしい」
と臼井社長は提案しています。

(つづく)

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